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JSTQB模擬試験50問を、無料Webアプリとして作り直すことにした理由

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以前、JSTQB Foundation Levelの試験対策教材として、直前模試50問をnoteで販売しました。

単に問題と解答を並べるのではなく、

  • なぜその選択肢が正しいのか
  • ほかの選択肢はなぜ不適切なのか
  • 試験で引っかかりやすい判断ポイントは何か

という点を意識して作った教材です。

ところが、販売後に購入者様からいただいたコメントをきっかけに、一部の問題や解説に見直すべき点が見つかりました。
そこで、50問全体を再確認することにしました。

ただ修正版を作るだけでなく、せっかく見直すのであれば、もっと使いやすい形にできないか。
そう考えたことが、今回のアプリ化の始まりです。

今回作成した無料Webアプリと、元になったnote教材はこちらです。

販売した50問に不備が見つかった

教材の販売後、購入者様からいただいたコメントをきっかけに、問題文や解説の一部に見直すべき点があることが分かりました。

資格試験の教材では、問題文や正解に不備があると、学習者を混乱させてしまいます。
特に模擬試験は、自分の理解が正しいかを確認するために利用するものです。
その模擬試験自体に問題があれば、誤った知識を覚えてしまう可能性もあります。

そのため、指摘を受けた問題だけを修正するのではなく、50問すべてを対象に、問題文、選択肢、正解、解説、ひっかけポイントを見直すことにしました。

購入者へ直接連絡できないという問題

不備が見つかった時点で、購入者へ修正版を案内したいと考えました。
しかし、noteではゲストとして購入された方もいます。
ゲスト購入の場合、販売者側から購入者へ個別に連絡することができません。

つまり、こちらで修正版を作成しても、購入した方全員へ確実に連絡できるとは限りません。
この点は、販売後に初めて強く意識した問題でした。

修正版を作って販売ページに掲載するだけでは、すでに購入した方が修正に気づかない可能性があります。
そこで考えたのが、修正版の50問を無料で利用できる形にすることでした。

無料公開しておけば、購入済みの方だけでなく、これからJSTQBを受験する方にも利用してもらえます。

修正版をアプリにできないか

50問を見直している中で、問題をPowerPointやPDFのまま配布するだけではなく、アプリ形式にできないかと考えました。

資格試験の学習では、読むだけでなく、実際に問題を繰り返し解くことが重要です。
アプリにすれば、次のような機能を実装できます。

  • 章ごとの問題演習
  • 50問の模擬試験
  • 回答後の正誤判定
  • 解説の表示
  • ひっかけポイントの表示
  • 学習履歴の保存
  • 正答率の確認
  • 間違えた問題だけの再試験

特に入れたいと考えたのが、間違えた問題だけを再度出題する機能です。
模擬試験を一度解いて終わりにするのではなく、間違えた問題を繰り返し解き、理解できるまで復習できるようにします。

例えば、50問中12問を間違えた場合、次はその12問だけを再試験できます。
さらに、1回正解しただけでは克服済みにせず、2回連続で正解したら克服済みとする仕組みも取り入れました。
偶然正解した問題を、すぐに復習対象から外さないためです。

最初はスマートフォンアプリを考えた

当初は、AndroidやiPhoneにインストールするスマートフォンアプリを考えていました。
Google PlayやApp Storeからインストールできれば、一般的なアプリと同じ感覚で利用できます。

また、スマートフォンアプリには、次のようなメリットがあります。

  • ホーム画面からすぐ起動できる
  • ストア検索から見つけてもらえる
  • オフライン学習に向いている
  • スマートフォン固有の機能を利用しやすい
  • 広告やアプリ内課金を導入しやすい

開発にはFlutterを使用し、AndroidとiPhoneの両方に展開できる構成を検討しました。
実際に、まずAndroid版の開発を進め始めました。

スマートフォンアプリには公開上のハードルがあった

開発を進める中で、アプリを作ること以上に、公開するまでの手続きにハードルがあることが分かりました。

AndroidアプリをGoogle Playで公開する場合、新しい個人開発者アカウントでは、一般公開前にクローズドテストが必要になる場合があります。
一定数のテスターを集め、決められた期間利用してもらう必要があります。
個人で初めてアプリを公開する場合、このテスター集めが簡単ではありません。

個人事業主や組織アカウントとして登録する方法も検討しましたが、今度は開発者情報の公開が問題になりました。
収益化の方法やアカウントの種類によっては、個人名、住所、電話番号などが公開対象になる可能性があります。
自宅住所や個人名をインターネット上に公開することは避けたいと考えました。

また、iPhone版を正式にビルドして公開するには、基本的にMacが必要です。
私はMacを所有していないため、AndroidとiPhoneを同時に公開するには、追加の機材や費用も必要になります。

WebアプリならAndroidとiPhoneの両方で使える

そこで方針を変更し、最初はWebアプリとして公開することにしました。
Webアプリは、ブラウザからURLへアクセスして利用するアプリです。
一般的なWebサイトと同じように見えますが、画面の操作感はスマートフォンアプリに近いものにできます。

今回のJSTQB学習アプリであれば、Web版でも次の機能を実装できます。

  • 章別学習
  • 50問模擬試験
  • 正誤判定
  • 解説表示
  • 間違えた問題の記録
  • 間違えた問題だけの再試験
  • 模擬試験の途中保存
  • 学習履歴
  • 過去の試験結果
  • ホーム画面への追加

AndroidのChromeだけでなく、iPhoneのSafariやパソコンのブラウザからも利用できます。
アプリストアを経由しないため、Google PlayのクローズドテストやApp Storeの審査も必要ありません。
URLを公開すれば、すぐに利用してもらえます。

実際の無料Webアプリは、以下から利用できます。

JSTQB模擬試験50問の無料Webアプリを利用する

資格詳細メニュー。章別学習・50問模擬試験・未克服問題の復習・学習履歴・過去の模擬試験結果などをこの画面から選べる

資格詳細メニュー。章別学習・50問模擬試験・未克服問題の復習・学習履歴・過去の模擬試験結果などをこの画面から選べる

Web版にすることで更新もしやすくなる

Webアプリには、修正内容をすぐに反映できるメリットもあります。

スマートフォンアプリの場合、問題や解説を修正するたびにアプリを更新し、ストアの審査を受ける必要があります。
Web版なら、サーバー上のファイルを更新すれば、利用者は次回アクセス時から修正版を利用できます。

今回のように、教材の見直しをきっかけとして作るサービスでは、この更新のしやすさは大きなメリットです。
資格試験のシラバスが変更された場合も、比較的早く対応できます。

無料公開する理由

今回のWebアプリは、基本機能を無料で公開しています。
理由は大きく3つあります。

1つ目は、販売した50問に見直すべき部分が見つかったことです。
2つ目は、ゲスト購入者へこちらから個別に連絡できないことです。
3つ目は、まず多くの人に使ってもらい、アプリとして本当に役に立つかを確認したいことです。

有料教材を購入してくださった方にとって、不利益になる形にはしたくありません。
まずは修正した50問を、誰でも利用できる状態にすることを優先しました。

元になったnote教材では、模擬試験だけでなく、JSTQB試験に向けた学習の考え方や判断のポイントもまとめています。

JSTQB対策のnote教材を確認する

作成した主な機能

初期版では、次の機能を実装しています。

章別学習

第1章から第6章まで、章を選択して問題を解ける機能です。
回答後に正解、不正解、解説、ひっかけポイントを確認できます。

章別学習の章選択画面。章ごとの出題数・回答回数・正答率が確認できる

章別学習の章選択画面。章ごとの出題数・回答回数・正答率が確認できる

回答後の画面。正解・解説・ひっかけポイント・シラバス参照箇所が表示される

回答後の画面。正解・解説・ひっかけポイント・シラバス参照箇所が表示される

50問模擬試験

全50問を本番に近い形で解きます。
試験中は正解や解説を表示せず、最後にまとめて採点します。

50問模擬試験の開始画面。出題数・出題範囲・制限時間などを確認できる

50問模擬試験の開始画面。出題数・出題範囲・制限時間などを確認できる

模擬試験中の問題画面。「後で見直す」機能もついている

模擬試験中の問題画面。「後で見直す」機能もついている

間違えた問題だけの再試験

章別学習や模擬試験で間違えた問題を記録します。
未克服の問題だけ、直前の模擬試験で間違えた問題だけ、といった形で再試験できます。

克服判定

1回正解しただけでは復習対象から外さず、2回連続で正解した問題を克服済みとします。
克服後にもう一度間違えた場合は、再び復習対象に戻します。

学習履歴

累計回答数、正答率、章別成績、模擬試験の結果などを確認できます。

ホーム画面。累計回答数・正答率・未克服問題数・直近の模擬試験結果が一覧できる

ホーム画面。累計回答数・正答率・未克服問題数・直近の模擬試験結果が一覧できる

初期版では、履歴を利用中のブラウザ内に保存します。
そのため、ブラウザのデータを削除した場合や、別の端末を使った場合には履歴が引き継がれません。

無料Webアプリとnote教材

最後に、今回作成した無料Webアプリと、元になったnote教材をあらためて掲載します。

無料Webアプリ

章別学習、50問模擬試験、間違えた問題の再試験などを無料で利用できます。

JSTQB模擬試験50問の無料Webアプリを開く

note教材

Webアプリの元になったJSTQB Foundation Level対策教材です。

JSTQB Foundation Level対策のnote教材を見る

問題や解説についてお気づきの点があれば、ブログのお問い合わせフォームなどからご連絡いただけると助かります。
今後も内容を確認しながら、より使いやすい学習ツールへ改善していく予定です。

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