こんばんは、しょうたろうです。
以前の記事で書いた考えない人Bさんについて、相変わらずなので愚痴とともに少し考察してみようと思います。
前回の記事はこちら
Bさんの特徴
指示したこと以外できない
一番困ってる部分でもあります。仕事をお願いするときに、手順を1から10まで説明しないとできません。
我々のお仕事は詳しくは書けませんが、自分なりに状況や仕事の背景を把握し、要求を理解したうえで様々な調査・検討を行い、
アウトプットを出すというのが基本的な仕事の流れになります。
この流れの中で手順が決まっているものはほとんどないため、Bさんにはこの手の仕事はお願いできません。
ただし手順が1から10まで決まっているものは黙々と作業してくれます。
私はそういう作業的なものが苦手なのである意味助かるのですが、本来の仕事とは異なるので常にそういった作業があるわけではありません。
なのでBさんが本来やるべき仕事は他のメンバーの負担となっているのです。
スケジュール管理ができない
基本的に締め切りを守りません。設定しているにもかかわらず自分のペースでのんびりとやっています。
本人は幸せそうですが、巻き込まれる周りの人間はイライラしかしません(笑)
そしてなぜか不要と思われる残業が多いですね。残業すればいいと思っているから期限を守れていないのかもしれませんが・・・
話を聞かない・メモをとらない
新入社員ではないので一々言いたくはないですが、メモぐらいは取っていただきたいですね・・・
こちらの話しもわかっているんだか・・・返事は必ず「はい、わかりました」なんですけどね(笑)
こちらに問題はないか考えてみる
なんだか書いていて悲しくなってきたので、こちら側から解決できるような方法がないか考えてみることにします。
まず指示する側に本当に問題がないのか考えてみましょう。
こちらの当たり前が当たり前でない?
少し調べてみましたが、なんとなくこのあたりが当てはまるような気がしてきました。
暗黙知という概念です。
暗黙知とは「知識というものがあるとすると、その背後には必ず暗黙の次元の「知る」という動作がある」ということを示した概念である。
この意味では「暗黙に知ること」と訳したほうがよい。
たとえば自転車に乗る場合、人は一度乗り方を覚えると年月を経ても乗り方を忘れない。
自転車を乗りこなすには数々の難しい技術があるのにもかかわらず、である。
そしてその乗りかたを人に言葉で説明するのは困難である。
つまり人の身体には、明示的には意識化されないものの、暗黙のうちに複雑な制御を実行する過程が常に作動しており、
自転車の制御を可能にしている。ウィキペディアの執筆者,2017,「暗黙知」『ウィキペディア日本語版』,(2017年2月10日取得,https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E6%9A%97%E9%BB%99%E7%9F%A5&oldid=62970445)
つまりBさんは自転車の乗り方がわからないのに、我々は自転車に乗れる前提で自転車に乗りながら○○してくださいという依頼をしているということでしょうか。
ではどうやって自転車の乗り方を覚えてもらえばいいんでしょうか、こちらからアプローチする術はあるんでしょうか。
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暗黙知を形式知にする
暗黙知に対して形式知という概念があります。
形式知の一般的な例は、各組織が独自に作成した作業手順、マニュアル、報告書などが該当します。
ただ思いつくものはほとんどマニュアル化、手順化されており、先の例でいう「自転車の乗り方」をマニュアル化することは感覚的には困難だと感じました。
そもそもお客さんの求めるものが常に明確に手順やマニュアルになるのであれば、もっとコストの低い労働者に置き換えられるはずです。
暗黙知の種類
暗黙知というのも種類がいろいろあり、言葉で表せるものもあれば表せないものもあります。
例えば物事の「コツ」や「体で覚えたこと」というまさに自転車の乗り方ですね。
Bさんに暗黙知を伝える・理解してもらうには
ではこの「自転車の乗り方」どうやってBさんに伝えればよいものか・・・
正直現状では答えがでていません。
そもそもこちらで暗黙知がなんなのかがよくわかっていないからです。
こちらはほぼ無意識で行っていることなので、まずは私たちの仕事における暗黙知とはなんなのかを解明する必要がありそうですね。
そんなことできるのか・・・だれか教えてください(笑)